妊娠中に気になることの一つとして、赤ちゃんのアレルギーがあると思います。
アレルギーって妊娠中にお母さんが口にしたものが影響するのでは?という話を聞いた人もいるかもしれません。
アレルギー品目の中に「蕎麦」がありますが、妊娠中にそばを食べることで赤ちゃんにアレルギーが出ないか心配になりますよね。
そこで、実際に妊娠中にそばを食べると、赤ちゃんにアレルギーの影響が出やすいのか、また妊娠中はそばを食べないほうが良いのかについて、詳しく調べてみました!
蕎麦好きの妊婦さんは必見ですよ~!!
妊娠中にそばは食べないほうが良いの?
蕎麦って、さっぱりしていて食べやすいということもあって、悪阻の症状がひどくて食べられるものが限られてしまう妊婦さんにとっても、わりと食べやすい食べ物ではないでしょうか。
また、蕎麦好きの妊婦さんにとっては、10ヶ月もの間食べないでいるのは辛いことですよね。
実は、蕎麦には妊婦さんにとって嬉しい栄養素が豊富なんですよ!
ミネラル、ビタミン、鉄分、食物繊維など、妊娠中に積極的にとっておきたい栄養素がそばには含まれています。
妊娠中は貧血や便秘に悩まされやすいので、そんなとき食事にそばを取り入れるのは効果的かもしれませんね!
妊娠中にそばを食べると赤ちゃんにアレルギー反応が出る?
蕎麦アレルギーというのは、食物アレルギーの中でもアナフィラキシー反応を起こしやすい食品でもあるので、小さい子どもには特に注意したい食べ物でもあるんです。
いくら妊娠中に必要な栄養素が豊富だからと言われても、赤ちゃんにアレルギーの反応が出てしまうようであれば、ママとしては避けたい食べ物でもありますよね。
やはり、アレルギーの心配をしている人は妊娠中にそばを食べないほうが良いのでしょうか?
よく、妊娠中に牛乳を飲みすぎると乳製品のアレルギーが出たり、蕎麦を食べ過ぎると蕎麦アレルギーが出たりするから、妊娠中の食事には気を付けなければならない。という噂を聞いたことがありませんか?
実は、現在ではこれらの食品を除去しても、赤ちゃんがアレルギーになる確率は変わらないと言われています。
ということで、結論から言うと妊娠中にそばをたくさん食べたからと言って、赤ちゃんが蕎麦アレルギーになる確率が上がる、ということはありません。
蕎麦をたくさん食べていてもアレルギーにならないこともありますし、逆に蕎麦をまったく食べていなかったのに、蕎麦アレルギーの反応が赤ちゃんに出てしまう、ということもあり得ます。
赤ちゃんがアレルギーになる要因として、1番考えられるのは「遺伝」です。
ママとパパにアレルギーがなくても、おじいちゃんおばあちゃんが持っているアレルギーが遺伝することも考えられます。
また、食べ物も食品添加物を多くとっていたり、ダニやカビ・ハウスダストなど食品だけでない影響も可能性としては考えられます。
そのため、赤ちゃんにアレルギー反応が出たら困る!という理由で、食事制限するのではなく、栄養のことを中心に考えてバランスよく食事することが1番大切になります。
妊娠中にそばを食べることのメリット
妊娠中にそばを食べるのは、メリットが多いんです!
先ほどもあげたように、蕎麦には妊婦さんにとって嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
これって他の麺類にはない栄養素なため、蕎麦はスーパーフードとも呼ばれています!!
その栄養素と効能について詳しく見ていきましょう。
妊娠中にそばを食べるメリット1:ビタミンBによるイライラ疲労回復
そばにはビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1には、疲労回復や、イライラを軽減させる働きがあります。
妊娠中って、ホルモンバランスの関係から、本当に大したことないことでイライラしたり、情緒不安定になったりしてしまいます。
そんな精神状態を助けるためにもビタミンB1というのは、妊婦さんにとって必要な栄養になるんです。
妊娠中にそばを食べるメリット2:ルチンによる血圧低下の効果
ルチンとは、あまり聞きなれない栄養素かもしれませんが、かなり優秀な栄養素なんですよ!!
ルチンは、ポリフェノールの一種なのですが、毛細血管を丈夫にして血圧を下げる効果があります。
妊娠中に血圧があがってしまうと、妊娠高血圧症候群というとても怖い病気になりかねません。
血圧をあげないためには、普段の食生活が大きく影響してくるので、こういった効果が期待できる栄養が含まれているそばは、妊婦さんにとっては嬉しいですよね!
ちなみに、ルチンは水に溶けだす性質があるので、そば湯に多く含まれています。
せっかく蕎麦を食べるのであれば、是非そば湯も飲んでみることをおススメします!!
妊娠中にそばを食べるメリット3:鉄分による貧血予防
そばには鉄分が含まれていますので、貧血になりやすい妊婦さんにとっては嬉しい栄養素です。
妊娠も特に中期を過ぎてくると、普段の2倍の血液量が必要になると言われています。
赤ちゃんに優先的に血液が送られるので、どうしてもママは貧血になりやすくなります。
私自身も経験があるのですが、妊娠中に貧血になってしまうと多くの場合は鉄剤を処方されます。
この鉄剤が、結構体に合わない人が多くて、吐き気をもよおしたり体調が悪くなったりする人が多いんです。
また、貧血を治さないままお産を迎えてしまうと、出産時には出血を伴いますし、何よりも産後の鬱というのは貧血が原因なのではないか、と言われています。
そのため、産婦人科でも妊娠中に貧血を治しておくようにするところが多いみたいですね。
貧血は、普段の食生活がかなり影響してきます。
蕎麦には鉄分が含まれていますので、是非妊娠中も食べてみてくださいね。
また、蕎麦以外にも鉄分が多く含まれている食材はたくさんあります。
貧血が気になる人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!

妊娠中にそばを食べるメリット4:食物繊維で便秘解消
妊娠中は、ホルモンバランスの関係から便秘になりやすいです。
特に妊娠後期になると、いきむのが怖くなってきて、さらに便秘になりがち。
そこで、便秘解消を助けてくれるのが食物繊維です!
そばには食物繊維も豊富に含まれていますので、便秘で悩まされている妊婦さんは摂ってみてくださいね。
便意で悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!

妊娠中にそばを食べることのデメリット
蕎麦にはたくさんの栄養が含まれていることが分かりましたが、蕎麦を食べることのデメリットはあるのでしょうか?
次は、そばを食べることのデメリットも見ていきましょう!
妊娠中にそばを食べるデメリット1:カロリー
蕎麦自体はさほどカロリーを気にするほどではありませんが、そばを食べるときは多くの人はトッピングをするのではないでしょうか?
そのトッピングには、天ぷらなどカロリーの高いものが多いと思います。
そのため、あまり続けて天ぷらなどをトッピングしたそばを食べ続けると、それだけでカロリーを多くとってしまうことになりますので、注意が必要です。
妊娠中にそばを食べるデメリット2:消化のスピード
そばは極端に消化が悪いわけではありませんが、穀物の中では消化に時間がかかると言われています。
というのも、悪阻などで何を食べても吐いてしまうような重症な妊婦さんは、少しでも消化の良い食べ物のほうが良いと思います。
麺類を代表して、例えば「うどん」と比べると、蕎麦は多少消化が悪くなります。
妊娠中でも胃の調子が悪いわけではなく、悪阻にもさほど悩まされていないのであれば特別気にする必要はないと思いますが、ちょっと胃の不調がある人は気を付けたほうがいいかもしれませんね。
妊娠初期のころに胃痛などの違和感を感じる人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

妊婦がそばを食べること まとめ
妊娠中というのは、食べるものが赤ちゃんに直接影響してしまうのではないかと、ママは心配になりますよね。
基本的には、どんな食事もバランス良く食べることが大切で、妊娠中に食べてはいけないものとされているものを除いては、まんべんなく食べるよう心掛けてみてください。
妊娠中に食べてはいけないものとされているものを食べてしまって気になっている妊婦さんは、以下の記事も見てみてくださいね。

1番は、偏った食生活がダメですので、極端にひとつのものを食べ続けるなどの食生活をしないよう気を付けてみてください!
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