妊娠中期は、妊娠5ヶ月~7ヶ月(妊娠16週~27週)のことを言います。
この頃になると、妊娠初期のころにあった悪阻が落ち着いた来たとおもったら、意外なマイナートラブルに悩まされる時期でもあります。
そのうちの一つ、下痢。
それに腹痛が伴うと、
『これって陣痛?!それともただの腹痛?』
『まさかこの痛みって出産には早いし、まさか流産の兆候では?!』
などと、焦ってしまう妊婦さんも多いはず。
そこで、妊娠中期に下痢だけでなく腹痛もある妊婦さんに、原因と対策、また考えられるリスクについて詳しく調べてみましたよ!
妊娠中期の腹痛を伴う下痢について
妊娠中期に、お腹が痛くなって、下してしまうと何か赤ちゃんに異常事態があったのでは?と心配になりますよね。
また、下痢が続くといきんでしまい、お腹に頻繁に力をいれることになるので、万が一流産してしまったらどうしよう、と不安になるかもしれません。
そもそも、妊娠中期に下痢や腹痛が起こる原因は、どんなことが考えられるのでしょうか?
妊娠中期の腹痛を伴う下痢の原因①:ホルモンバランス
最も多く考えられるのが、ホルモンバランスの乱れによる下痢です。
妊娠中に盛んに分泌される女性ホルモンに、プロゲステロンというものがあります。
これは、腸の働きを弱めてしまう働きがあるため、下痢になってしまうこともあります。
その逆に、便秘に悩まされる妊婦さんもいます。
わたしは、どちらかというと便秘に悩まされたのですが、これは個人差がありそうですね。

妊娠中期の腹痛を伴う下痢の原因②:ストレス
妊娠中はどうしてもストレスがたまりやすいです。
ちょっとしたことでイライラしたり、悲しくなって泣けてきたり、急に不安になったり…。
いわゆる情緒不安定ってやつです。
そのストレスが原因で腹痛を起こしたり、下痢になってしまうこともあります。
また、ストレスや悪阻の影響から、食べ物が偏っていたり極端に同じものを食べ過ぎたりすることで、胃や腸に負担がかかり、腹痛や下痢になることも考えられます。
妊娠中期の腹痛を伴う下痢の原因③:冷え
普段生活していて、案外気がつかないのが冷えです。
妊婦さんは体温も高いですし、お腹が大きくなってくると、少し動いただけで汗をかいてしまうほど暑がりになることもありますが、特に冬は知らないうちに身体が冷えてしまっていることもあります。
妊娠中の冷えは大敵ですので、下痢になってしまったら、まず身体が冷えるようなことはしていないか確認してみてください。

妊娠中期の腹痛と下痢から考えられるリスク
では、そんな下痢や腹痛ですが、危険なリスクが隠されている可能性はないのでしょうか?
ちょっと下痢が長く続きすぎると心配になりますよね。
そこで、妊娠中期に腹痛を伴う下痢が起こったときに、病院を受診するポイントをいくつか挙げておきたいと思います!!
- 下痢や腹痛だけでなく、嘔吐を伴う場合。
- 高熱が出た場合。
- 出血した場合。
- あまりにも長い間下痢が続く場合。
- 腹痛が規則正しい。何分間隔で起こる場合。(陣痛の可能性あり)
これらの症状も出ている場合は、妊娠と関係ない病気にかかっていたり、陣痛のような痛みがある場合は、早産になってしまう危険性もありますので、早めに病院を受診するようにしてください。
妊娠中期の腹痛と下痢の対策
では、妊娠中期に入って下痢と腹痛に悩まされてしまった場合、何か対策はあるのでしょうか?
下痢が続くとお腹に力が入ってしまうから、たょっと心配だし、早く治したいですよね!
妊娠中期の腹痛と下痢の対策①:食生活を見直す
妊娠中って、やたら「コレが食べたい!!」と、なんでか分からないけど、極端に一つのものが食べたくなったりします。
そのせいでバランスの良い食生活ではなくなり、下痢を引き起こしている可能性もあります。
また、これって妊婦さんあるあるだと思うのですが、悪阻もおさまってきた!と調子にのってバカ食いしてお腹を下してしまうということも考えられます。
思い当たる節のある人は、ちょっと食生活も見直してみると良いかもしれませんね。
気持ちはすごーく良く分かるんですけどね。(笑)
妊娠中期の腹痛と下痢の対策②:冷え対策
下痢でお腹を下しているときは、身体を温めるのも有効です。
特に足元から冷えやすいので、足湯をしたり下半身を温めるようにすると良いとおもいます。
また、冷たい飲み物をガブガブ飲むのは避けて、温かい飲み物を飲むようにすると胃への負担も軽減できますよ!
ちなみに、わたしは妊娠中期になっても最初の頃は、少し悪阻の症状が残っていたんです。
でも、冷え対策に!と思って温かい飲み物を水筒に入れて持ち歩いて飲むようにしていたら、悪阻が楽になりましたよ!
妊婦さんに冷えは大敵なんだと自覚しました…。
妊娠中期の腹痛と下痢の対策③:ストレス
妊娠中ってどうしてもストレスがたまりますよね。
普段、旦那の許せることも許せなくなったり、見て見ぬふりできなくなってイライラ。
ただ横になっているだけでもイライラ。
なんでそんなに怒ってるの?と聞かれて、さらにイライラ。
妊婦さんは、いつでもイライラが止まらない生き物なのです。
そんなストレスが腹痛や下痢を引き起こしている可能性もあります。
少しストレス発散できるようなことを見つけて、生活の一部に取り入れてみたらどうしでしょう?!
例えば、出産してからできなくなることを、今のうちにしておこう!というのもアリだと思います。
友達とランチだったり、贅沢ディナーだったり。(食べ物ばっかり)
身体を動かすマタニティヨガなんかもおすすめです!

そんな感じでストレスを発散できれば、体調が戻ってくることもありますので、実践してみてくださいね。
妊娠中期に下痢と腹痛が起こってしまったら、市販の薬はOK?
とりあえず下痢をなんとかしたい~!!
ということで、市販の薬は飲んでも良いのか気になりますよね。
でも、基本的には、どんな薬でもそうですが、妊娠中は医師の指導や許可なく、自己判断で薬を服用するのはやめましょう!
あまりにも下痢が続いたり、お腹が痛くて薬を飲みたい!という方は、早めに病院へいきましょう!
妊娠中期に腹痛と下痢に悩まされる妊婦さん まとめ
妊娠中期になって、初期流産の可能性は少なくなったとはいえ、まだまだ心配要素はたくさんありますよね。
胎動が分かりにくかったり、悪阻がいつまでも続いていたり、マイナートラブルに悩まされたり。
下痢や腹痛は、妊娠中に悩まされることも結構あるんですが、やはり食中毒やウィルス性の感染症だったりすることもありますので、気になる場合は医療機関を受診してくださいね!
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