妊娠すると、「重たい物は持っちゃダメ!!」と良く周りに言われますよね。
これって、妊婦経験のあるなしに関わらず、結構一般的に知られていることではないのかな?と思っています。
でも、実際妊婦さんって、普通の体より無理は出来ないはずだし、重たい物さえ持たなければとりあえずオッケーというわけではないですよね。
妊娠中に本来であれば、するべきでない仕事を少し無理をしてやってしまった結果、赤ちゃんやお母さんの体に影響が出てしまった…なんてことになったら大変ですよね。
そこで今回は、具体的に妊娠したらどんな仕事をしないようにすれば良いのか調べてみました!
妊娠してから、一体どんな仕事が出来ないのか詳しく知りたい人は、これを読めば一発でわかりますよ!!
妊娠したら出来ない仕事って具体的にどんなの?
妊娠したら、日々の生活の中でも気をつけなれけばならないことが増えていきます。
具体的に、どんな行動が妊婦さんにとって良くないのか見ていきましょう!
今、自分のやっている仕事が問題アリかナシか判断する基準にしてみてくださいね。
妊娠したら出来ない仕事①:重たい物を持つ
最初にも書きましたが、妊婦さんが重たいものを持つということは、タブーです。
周囲の認知度も高いので、妊娠したことを報告すれば、会社側としても配慮してくれそうですよね。
これが結構やってしまいがちなのですが、どうしても自分1人しかいないかとか、いつも頼んでいて頼みにくいから、といって無理をして重たいものを持ってしまうケースがあります。
どうしても重たいものを持つときには、お腹に力が入ります。
これが定期的に続いていると切迫早産や切迫流産の引き金になってしまう可能性もありますので、注意が必要なんです。
ここは、どんなに自分でやったほうが早いと思っても無理はせずに、周りの人に頼りましょう。
出産してからならいくらでも持つことができます。(笑)
そのため、妊娠中の期間だけは重たいものを持つことは避けましょうね。
妊娠したら出来ない仕事②:頻繁な階段の登り降り
階段一日に頻繁に登り降りしなくてはならない状態というのは、身体への負担が大きいです。
また、お腹が大きくなるにつれてバランス感覚が崩れやすくなるので、転倒の危険性も高まります。
出産が予定日よりも遅れている場合は、出産が来やすくなるように階段を登り降りすることもあるかもしれませんが、そのくらい出産が早まるほどの負担がかかるということになります。
これを、まだ出産時期ではないにも関わらず、頻繁に行っていると切迫早産、切迫流産の危険性が高まるかもしれません。
また、転倒に関しても普通の道路など平地なところで転ぶよりも、階段は危険度が増します。
上から転落していった!なんてことになったら大変です。
日常生活で、階段をどうしても登らなくてはいけないケースというのは出てきますが、手すりを使うのはもちろん、なるべくゆっくり身体への負担を避けるようにして登るようにしてください。
そして、頻繁な登り降りは避けたほうが無難ですよ。
妊娠したら出来ない仕事③:高いところに登る、ものを取る
これも、周りの人に言われている妊婦さんも多いかもしれません。
妊娠してから高いところに登る行為は、まず転倒の危険があるのでやめましょう。
お腹が大きいことで、通常よりもバランスが取りにくくなりますし、バランスを崩したあとも、体勢を整えにくくなっています。
それに加え高いところのものを取ることもあまりよくないと言われています。
手を伸ばすことで、子宮を支えている靭帯が伸びて、お腹が張りやすくなるという説があります。
お腹の張りが頻繁になってしまうと、切迫早産や切迫流産などになり、絶対安静の指示を出されたり、最悪の場合早産の危険性も出てきます。
例えば、頻繁に棚の上の在庫を下ろさなくてはいけない、など比較的頻繁に、またある程度の重さがあるものを取らなくてはいけない場合は、周りの人にお願いするなどして自分はやらないほうが良さそうです。
妊娠したら出来ない仕事④:走ったり激しい振動を感じる
妊娠してから走ったり激しい運動をすることは、避けましょう。
妊娠中の体には負担が大きすぎます。
しかし、激しい振動を感じるというのはどういう事?と思う人もいるかもしれません。
これは、私が実際に産婦人科の先生に言われたことなのですが、私が一人目を妊娠中のときは、切迫流産と診断され入院していたのですが、その時は私の住んでいる地域は大雪でした。
道路の除雪が追いつかず、道路にはいたるところにとんでもないワダチがてきていました。
このワダチというのは、雪国に住んでいる人であれば分かると思いますが、雪の固まりがボコボコになって、氷状になっている状態のことをいいます。
ひどいと、その氷の厚みは数センチになり、その上を走行するので、かなりガタガタと振動を感じます。
私が出産を控えた年の冬も、ワダチがひどい年で、道路はガタガタでした。
車で走るとお尻が浮き上がるくらい!
その振動が妊婦さんにとってはよくなかったのか、産婦人科の先生によるとその年は切迫と診断する人が異様に多かったと言います。
先生いわく、そのワダチの振動が原因ではないか?とのこと。
私の場合は、切迫流産になってしまった原因に思い当たる節が多すぎて、それだけが原因ではなかったと思いますが、実際に激しい振動はあまり良くないみたいですね。
妊娠したら出来ない仕事⑤:立ち仕事
基本的に立ち仕事が妊娠中に悪影響を与えるというわけではなく、無理をして立ち仕事をすることがよくありません。
長時間立っていると、子宮の血のめぐりも悪くなるので、どうしてもお腹が張りやすくなります。
お腹が張っているにも関わらず無理をして立ち仕事をし続けていると、張りがどんどん頻繁になり、最終的には切迫流産や切迫早産と診断されかねません。
立ち仕事をしていて、お腹の張りを感じたり、出血したり何か異変が現れたら、すぐに休める環境を作っておきましょう。
妊娠中の立ち仕事に関しては、以下に詳しくまとめています。

妊娠したら出来ない仕事⑥:飲酒
妊娠してから飲酒はやめましょう。
中には、お酒を飲まなければならない仕事もあるとは思いますが、妊娠が発覚してからは飲まないようにしましょう。
妊娠中の飲酒は赤ちゃんの発育に大きな悪影響を与える可能性があります。
お酒に関わる仕事をしている場合は、お店や会社に理解してもらって、ノンアルコールに切り替えるか、仕事を控えるなどの対応が必要です。
妊娠したら出来ない仕事をすることのリスク
今までは、妊娠をしたら出来ない仕事の種類を見てきました。
これらのことは控えた方が本来は良いのですが、妊娠中もしそのような無理をしてしまった場合、一体どうなってしまうのでしょうか?
もちろん、激しく運動していたからといって必ずしも流産してしまうということはありません。
しかし、最悪の場合流産してしまうという可能性もゼロではありません。
私の知人には、妊娠中に仕事で頻繁に、1階から4階までの階段を登り降りしている仕事をしていた女性が、妊娠中期で流産してしまった人がいます。
妊娠初期の流産は、赤ちゃんの先天性の問題があることがほとんどですが、安定期に入る妊娠中期以降の流産となると、お母さんの問題もかかわってきます。
もちろん、階段の登り降りだけが原因ではなかったかもしれませんが、本人としては思い当たる原因がそれくらいしかないとのことでした。
また、別の知人では妊娠していることに6ヶ月まで気がついていなかったという驚きの人がいました。
その人は、柔道の指導者で自分も柔道をしている人だったのですが、妊娠しているにも関わらず柔道で、投げたり投げ飛ばされたりしていたにも関わらず、無事に出産し今では3人のママになっている、という人もいます。
そのため、「これをしたから必ずこうなる」といった定義はありませんが、大事をとるにこしたことはありません。
少しでも考えられるリスクは避けたほうが安心です。
妊娠中は、自分でも予期しないトラブルが起こる可能性がありますので、とにかく必要以上に大事にしておいた方が経験上良いと思っています。
また、仕事をしていると少なからずストレスも感じてしまいます。
ストレス自体も、妊娠中は決して良くありません。
ストレスが赤ちゃんにもたらす影響については、以下の記事をご覧ください。

私も、一人目の妊娠のときは悪阻もなく体調が良かったため、いろいろと無理をしたりストレスを抱えたりした結果、切迫流産で入院することになりました。
二人目の妊娠の時は、その経験からとにかく重たい物を持つことや高いところの物を取ることは、手間がかかっても嫌な顔をされても人に頼っています。
また、横になれる時は横になって、必要以上にダラダラしていますが、そのおかげで切迫流産にならずに済んでいます。
無理をして良いことなんか何一つないと思ったので、妊娠中にこの仕事はやってもいいのかな?と少しでも不安になるようなことがあれば、取り返しがつかなくなる前に、なるべく避けたほうが安心だと思いますよ。
妊婦が出来ない仕事についてのまとめ
妊婦さんになると、アレはしてはいけない、コレは食べてはいけないなど生活にかなり制限が出てきて辛いですよね。
食べ物に関しても、色々と気をつけることがあります。
食べ物に関しては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

でも、この約10ヶ月の妊娠期間を大事をとって生活することで、赤ちゃんにとってもお母さんにとってもプラスになると思いますので、周りの人に頼ったりお願いしたりして、乗り切りましょうね!
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