妊娠が発覚しても、出産ギリギリまで仕事を続けていこうと思っている人って、最近は多いのではないかと思います。
特に健康上、問題がなければギリギリまで働いてお金を稼ぎたい！とか、産休を取るために決められた日まで働きたい！など様々な理由があると思います。
しかし、その仕事の内容が、立ち仕事だった場合。
「妊娠中って、1日中立ちっぱなしでも問題ないの？」
「1日中立ち仕事になるから、正直辛いんだけどこのままで大丈夫なの？」
と心配になりませんか？
立ち仕事といっても、職種の中には座るタイミングなんてお昼休みくらいしかない！なんて仕事もあると思います。
また、仕事ですから、自分の好きなタイミングで休憩が取れずお客さんや状況に合わせていたら、まったく座ることができない日だってある、なんてこともあると思います。
そんな状態って、正直妊婦さんにとっては辛いですよね。
その反面、妊娠中は無理は禁物だというのは分かっていても、なかなかそんな自由が利かないから心配になります。
そこで、妊娠中も立ち仕事をしていくことになりそうな妊婦さんへ、妊婦が立ち仕事をする危険性と、辛い時の注意点をまとめてみました。
元気な赤ちゃんを産むためにも、立ち仕事をしなくてはいけない妊婦さんは、事前にチェックしておいてくださいね！
妊婦で立ち仕事をすることが辛いときに起こりうるリスク
妊娠中に立ち仕事をすることで、一体どんな危険性があるのでしょうか？
座っているようなデスクワークと比べてリスクが高まるものをピックアップしてみました。
妊婦で立ち仕事は辛い！①：悪阻
悪阻は、妊婦さん全員が経験するわけではないのですが、半数以上の妊婦さんが悪阻の症状がみられるとのことです。
悪阻のときというのは、私も経験があるのですが、とにかく横になりたい！せめて座りたい！！といった感じになります。
悪阻の症状にも個人差があるとは思いますが、吐き気を伴うような悪阻の場合は、本当に立ってはいられないので、妊娠中だからということを会社側に伝えておかないと、あの辛さは乗り切れません…。
目まいまで感じるようになると、倒れてしまったり、最悪の場合吐き戻してしまったりすることも考えられます。
そんな辛い悪阻も、いくつか乗り切る方法があります！
以下は、実際に辛い悪阻を経験した私も実践してみた方法になりますので、是非試してみてくださいね！
妊婦で立ち仕事は辛い！②：貧血
妊娠中は、妊娠していない時に比べて貧血になりやすいです。
妊婦検診で定期的にチェックするとはいえ、妊娠中期になるまでは検診頻度も４週間に1回ですので、その間に貧血の症状が進むこともあり得ます。
徐々に貧血が進行すると、自覚症状がなかったりしていきなり倒れてしまうこともあります。
私も貧血で倒れたことがあるんですが、意識がなくなると前へ倒れてしまうこともあります。
そうすると、無自覚なのでお腹を強打してしまうことも十分にリスクとしては考えられます。
貧血のときって、座っているときよりも、立っているときのほうが血のめぐりも悪くなりますし、倒れやすいです。
立ち仕事をしていると、貧血で倒れてしまう危険もあります。
妊娠中の貧血に気を付けたい場合は、まず食べ物を見直してみると効果が期待できますよ！
以下の記事に詳しくまとめましたので、参考にしてみてください。
妊婦で立ち仕事は辛い！③：むくみ
むくみは、特に妊娠後期になると現れる症状になります。
もちろん、立っている時間が長いほうが、足も疲れやすいですし、むくみやすくなります。
浮腫みというのは、マイナートラブルのひとつのように思えますが、実は怖い病気の可能性もあります！
それは、「妊娠高血圧症候群」。
もちろん、立ち仕事をしていたからといってなるわけではないのですが、妊娠高血圧症候群になると現れる症状のひとつが、浮腫みになります。
立ち仕事をしていて、慢性的にむくみがひどくなっていますと、こういったサインを見逃してしまうこともありますので、注意が必要です。
むくみについては、日ごろの食べ物でも改善が望めます。
以下の記事にまとめてみましたので、むくみが気になる妊婦さんは是非試してみてくださいね。
妊婦で立ち仕事は辛い！④：切迫流産・切迫早産
立ち仕事をしていると、どうしてもお腹が張りやすくなります。
妊娠初期のころは気づきにくいですが、中期以降になると張りが気になる妊婦さんも多いと思います。
この張りというのは結構厄介で、張る頻度が多くなるとそれが陣痛のような状態になり、まだ生まれてくる予定の週数ではないのに、出産してしまうというのが、切迫流産や切迫早産になります。
私は妊娠中、デスクワークをしていたにも関わらず切迫流産と診断され、最終的には入院すうことになりました。
これが、立ち仕事だと座っている人に比べて、どうしてもお腹が張りやすくなりますので、注意が必要です。
張りを感じたら、とにかく座るかできれば横になるのがベストだそうです。
通院している産婦人科の先生に確認したところ、座っているよりも横になっているほうが、子宮の血のめぐりもよくなるため、お腹が張ったときは横になるのが1番の対処法だそうです。
もちろん、少量の破水が見られたり、出血がある場合は、急いで受診する必要がありますが、ただ張っているだけで、すぐにおさまるだろうと軽視しないように注意が必要です！
妊婦が立ち仕事で辛いと感じた時の対処法
立ち仕事をしていることで、起こりうるリスクというのは様々ですが、いくつか対処方法をおさえておけば、無理なく立ち仕事を進められるのではないでしょうか。
妊婦が立ち仕事で辛いと感じた時の対処法①：会社に相談しておく
よく、妊娠しても初期のころはまだどうなるか分からないから、安定期に入ってから会社へ報告しよう！という人もいるかもしれません。
しかし、初期というのは妊娠していることに気づきにくいため、重いものを持たせたり、高いところへ登らせたりと、周りも妊婦として扱ってくれないかもしれません。
それが立ち仕事となると、辛いと感じた時に休めなくなりますから、一部の上司だけでも構いませんので、事前に相談しておくことをおススメします。
先のことを考えると伝えにくい人もいるかもしれませんが、妊娠初期だからということを伝えれば、多くの人はそれを配慮してくれて周りに口外しないようにしてくれると思いまます。
妊婦が立ち仕事で辛いと感じた時の対処法②：横になれる場所を確保しておく
ベストは横になれる場所があるということ。
最悪、座って休める場所があるといいと思います。
妊娠中は、急に体調が悪くなったりすることもありますので、休める場所があるというのは精神的にも安心できるので良いと思います。
立ち仕事で無理をしてしまうと、マイナートラブルから発展してしまうこともあり得ますので、大事を取ってなるべく多めに休むようにしてください。
妊婦が立ち仕事で辛いと感じた時の対処法③：休暇を取れる環境を作っておく
妊娠中はいつどんな状況になるか誰にもわかりません。
そのため、自分だけしかできない仕事を抱えていたり、代わりの人がいなくて休めない環境を作らないよう上司と相談していけるといいですね。
私も、妊婦検診で病院へ行ったつもりが、子宮頸管が短くなっていると診断されて、そのまま家に帰ることもできず、入院になってしまいました。
そのため、会社では明日やろうと思っていた書類は積み上げたままだったし、パソコンの中も私しか持っていないデータもあって、入院中迷惑をかけたこともありました。
それは、本当に最悪の場合かもしれませんが、1日の休暇も取りにくいような環境ですと、精神的にも辛いので、休みにくい場合は、医者から診断書をもらうなどして休めるようにしておきましょう。
妊娠して、特に体調に問題がないと診断書ってもらえない？と思いますよね。
しかし、仕事が激務だったり立ち仕事で辛い場合など、少し勤務形態を配慮してほしい場合などは、ちゃんとその方法があります！
仕事を休みたかったり、仕事内容を見直してほしいと希望している妊婦さんは、以下の記事も参考にしてみてください！
まとめ
立ち仕事って、ただでさえ辛いのに妊娠しているとさらにしんどくなりますよね。
妊娠中は、とにかく無理は禁物です！！
私も、まだまだ大丈夫でしょ～！なんて余裕をかましていたら、結局切迫流産で絶対安静になる羽目になってしまったので、本当に無理をしないことをおすすめします…。
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