妊娠が発覚して嬉しい反面、仕事をしている妊婦さんにとっては、先のことがいろいろと心配になりますよね。
- 悪阻などの体調不良により、仕事が続けられるか心配。
- 退職しようか、産休を取得して仕事を続けようか迷う。
- 妊婦健診など、お休みをもらうことが多くなるため会社に迷惑がかからないか心配。
- 体調が悪い日が続くけど、何日も休暇を取ろうと思うと会社に言いづらい。
などなど、妊娠すると少なからず会社へ迷惑をかけてしまうことになるため、心配になる妊婦さんって結構多いと思います。
それに、妊娠すると思いもよらないトラブルに見舞われたりします。
実は、わたしも一人目の妊娠のときには仕事をしていたのですが、妊婦検診で休みがちになるのはもちろんですが、いきなり突発性難聴を発症して耳鼻科へ通うことになったり、その後は切迫流産と診断されて、週3日に加え午前中のみの出勤になり、最終的には入院することになり、そのまま退職した経緯があり、妊娠中はあまりまともに仕事に従事できていませんでした…。
いや、なりたくてなったわけではないので、仕方がないんです!
仕方がないんですけど、本当ーーーーに休みにくかったです…。
ただ、会社の人たちが理解してくれて、こちらも気を遣いながらも円満に退職することができたので、ありがたかったです。
どの妊婦さんもできることなら、妊娠しならがらでもうまく両立させて仕事をしていきたい!というのが本音ですよね?
実際仕事と妊娠生活をうまく両立させるには、何に気をつけていけばいいと思いますか?
今回は、妊娠生活と仕事をうまく両立させたいと思っている妊婦さんへ、どのようにすれば両立がうまくいくのか私の実体験も交えてまとめてみましたので、この記事を読めば無理することなく仕事を続けていけるポイントが分かると思いますよ!
妊娠生活と仕事を両立させるポイント3つ
妊娠生活を安心、安全に送りながらも仕事をきちんとやっていきたい!という妊婦さんのために、仕事と両立させるポイントを見ていきたいと思います。
妊娠生活と仕事を両立させるポイント①:会社へは早めに相談する
妊娠が発覚しても、安定期まで報告したくない!という妊婦さんもいるかもしれません。
そうですよね。初期のうちは何があるか分からない、という心配からなかなか会社へ報告しづらいという気持ちも、すごくよく分かります。
しかし、妊娠していると知らされていないと、会社側も無理をお願いしてしまう可能性があります。
また、妊娠していることを知らないことで、体調不良や通院の時のお休みもいい顔はされない可能性だってあります。
こちらも悪いことをしているわけではないので、少し妊婦さんに対して理解してほしいことが必ず出てきます。
そんなことも考慮して、妊娠が発覚したら、なるべく早めに会社側へ報告することをおすすめします!
私も、入社して1年ほどしか経っていなかったということもあり、妊娠したということを報告しづらかったです…。
しかし、後々休みをもらわなければならないことが増えると思って、報告しました。
だから、かなり初期の段階で報告した方だと思います。
でも、そのおかげで母子手帳の交付も平日しか行っていなかったのですが、お休みをもらうことができましたし、妊婦検診や、妊婦学級にまで参加することができました。
言うまでが本当に勇気がいりますが、「自分は悪いことをしているわけではない」ということを頭に置いておいて報告してみては、どうでしょうか?
会社への報告がしにくくて悩んでいる人は、以下の記事を参考にしてみてください!
妊娠生活と仕事を両立させるポイント②:妊娠中のリスクを把握しておく
まず、何よりも身体が優先です!!
そこで、このまま無理をしたらどうなってしまうのか、またその結果どんなリスクがあるのか、をきちんと理解しておくことで、無理をすることがなくなると思います。
自分の体調を管理できるのも、赤ちゃんのことを守ってあげられるのも、お母さんであるあなたしかいません!
そのためにも、危険なサインを見逃さない必要があります。
出血など、目に見える分かりやすいサインであれば、みなさん迷うことなく産婦人科へ相談すると思いますが、中には見落としがちな危険サインもあります!
そこで、次に挙げる無理をしてしまいがちな危険サインを知っておいてください。
危険なサイン1:お腹の張り
お腹の張りというのは、妊娠後期になれば当たり前におこる現象です。
しかし、まだ正期産(妊娠37週以降のいつ出産しても問題ない時期)に入る前にお腹の張りが続いてしまうのは危険なサインの一つです。
そのまま張りが続いてしまうと、陣痛に繋がって出産してしまう危険性があるため、切迫早産や切迫流産と診断されるケースがあります。
切迫流産などと診断されると、基本的には張り止めの薬を飲むなどして、絶対安静になります。
そうなると仕事を長期間休まなくてはいけなくなるので、お腹の張りを頻繁に感じるようになったら、無理はしないようすぐ休むようにするか、症状が改善しない場合は、妊婦検診の日を待たずに病院へ相談してください!
危険なサイン2:少量の破水
実はこの少量の破水というのは気が付かない妊婦さんが多いみたいです。
妊娠すると、くしゃみなどの拍子に尿もれをしてしまったりするんですよね。
本当は、チョロチョロと破水しているにも関わらず、ただの尿もれだと思いこんで病院へ行かない人もいるみたいなんです。
この少量の破水を「高位破水」と呼ぶそうなのですが、見分け方としては、破水の場合は、尿独特のアンモニア臭はしませんし、無色透明です。
この水のようなものが、チョロチョロと出ているような感覚があれば、要注意ですよ!!
妊娠生活と仕事を両立させるポイント③:医師の指導を優先する
例えば医師から、なるべく立ち仕事や重たいものを持つことを控えるように言われても、仕事柄どうしても無理をしなければならない場面が出てきたりするんですよね。
そこで会社の人に仕事を控え目にさせてほしいと言いにくく、無理をしてしまうなんて妊婦さんもいると思います。
事実、私がそうです。
そして、切迫流産で入院しました。(笑)
会社側は理解してくれてたんです!
でも、毎日のことになるとなかなかお願いばかりしにくくて、結局無理をしてしまった時がありました。
しかし、未だに後悔しているのは、そこで無理をした結果、余計に迷惑をかける結果になってしまったということ。
私の場合は、妊婦検診へいったまま家へ帰れるのとなく切迫流産で入院することになってしまって、そのまま出産まで退院できませんでした。
なので、そのまま退職。
引き継ぎはもちろん、デスクの整理や書類関係の整理も、全くできていないまま退職することになってしまいました…。
なので、特に医師の指導が出ている場合は、私のような失敗をしないためにも、とにかく会社へ協力してもらってください!
中には妊娠中の仕事を控え目にさせるためには、医師の診断書がいるという会社もあるかもしれません。
こんな症状で診断書なんかもらえるかな…?
と心配になる妊婦さんもいるかもしれませんが、そういった場合には『母性健康管理指導事項連絡カード』というものがあります。
これは、仕事を持つ妊婦さんが、医者からその症状によっては、勤務内容の緩和や時間短縮勤務などが必要になると判断された場合、その指導内容が会社(事業主)の方に的確に伝えられるようにするためのものです。
診断書と同じような効果がありますので、このカードに医師が書いてくれた指導内容を会社側は実行しなくてはならないのです。
たとえば、悪阻の症状が重いという理由から、勤務形態について緩和するようにと書いてあれば、フルタイムではなく時間短縮勤務や、休日を増やすなど対策をしてもらう必要が出てくるということになります。
診断書をもらったり、このようなカードを利用したりすることで、なるべく無理なく母体優先で仕事をするようにしてください!
医師から診断書をもらったりすることや、母性健康管理指導事項連絡カードの活用方法については、以下にまとめましたのでご覧ください。
妊娠生活と仕事を両立させたい場合の注意点
妊婦様という言葉をご存知ですか?
ネット上で叩かれている妊婦さんのことを、こう呼ぶみたいです。
どういうことかと言いますと、妊娠していることを理由にして、相手が何も言えないことを良いことに、自分勝手な暴言を吐いたり、横柄な態度を取ったり、被害者面をする妊婦さんのことを言います。
もちろん、妊娠したらお休みをもらったり、仕事内容を緩和させてもらうようお願いする権利はあります。
しかし、それって少なからず会社に迷惑はかけてしまうことになりますよね。
なので、権利ばかり主張してしまわないように気をつけなければなりません。
意外と1番大切なのは、会社側への配慮です。
お休みを頂くことに対しても、「迷惑をかけてごめんなさい。」「私の代わりに仕事が増えてしまって申し訳ありません」といった一言があるとないとでは、相手の印象もかなり違います。
この一言があるだけで、円満に仕事が続けられる要因になると思いますよ!
妊婦様、と呼ばれないように気をつけましょうね。
妊婦さんが仕事を両立させるためのまとめ
妊娠したら、自分が想像もしていなかったトラブルが、想像もしていなかったタイミングで起こることが十分にありえます。
そこで、事前に起こりうるリスクや、自分に出来ることを把握しておくのは大切だと思います。
なによりも1番優先したいのは、お母さんの身体ですから、お腹の赤ちゃんの状態に気を配りながら、無理なく仕事を続けられる環境作りをしていくようにしましょう!
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