妊娠中はピーナッツ類は、極力食べない方が良いということを耳にしたことはありませんか?
ピーナッツは、卵・小麦・乳製品などと同様に強いアレルギー反応がでやすい特徴があります。
そのため、妊娠中に食べ過ぎると赤ちゃんにピーナッツアレルギーの反応が出る可能性があると言われるのですが、果たして本当なのでしょうか?
妊婦がピーナッツを食べるリスクについて、詳しく調べてみましたよ!
妊婦はピーナッツを食べてはいけない?
基本的に、妊娠中にピーナッツを食べてはいけないということはありません。
ピーナッツを食べたからといって、赤ちゃんに直接影響がでるとは考えにくいからです。
またカフェインのように、ピーナッツが原因で、母体にも何らかの影響が及ぶとも考えにくいです。
むしろ、ピーナッツにはたんぱく質やカルシウムなども含まれていて、栄養価の高い食べ物なんですよ。
では、なぜ昔は妊娠中にピーナッツを食べるとアレルギー持ちの赤ちゃんが生まれてくるから食べない方が良いと言われていたのでしょうか?
実は、2000年の米国小児学会より、妊娠中にピーナッツをよく食べたママと、食べていなかったママを比較すると、よく食べていたママから生まれた赤ちゃんの方が、アレルギー反応が出る確率が高かったという報告があったからです。
これを受けて、妊娠中の女性と3歳以下の子供には、ピーナッツ類の摂取を控えるよう注意換気されていました。
このことがあったから、妊娠中はピーナッツを控えるように言われてたんですね~。
しかし、この報告、科学的根拠があるか疑わしいという理由で、2008年に撤回されているんです!!
アレルギーに関しては様々な研究が行われていますが、厚生労働科学研究班による「食物アレルギーの診療の手引き」によると、以下のような記載があります。
「食物アレルギー発症予防のために妊娠中と授乳中の母親の食物除去を行うことを推奨しない。食物除去は母親と児に対して有害な栄養障害を来す恐れがある」
要は、アレルギーになるかもしれないという理由で、ピーナッツを食べないというのはあまり意味がないということでもあります。
むしろ、乳幼児期の早い段階でピーナッツを摂取することで、ピーナッツアレルギーの発症リスクを軽減できるという報告もあるため、ピーナッツアレルギーの多い国では、乳幼児に早めにピーナッツを摂取することが推奨されているそうです。
なので、ピーナッツ好きの妊婦さんも、妊娠中はあまり気にせずピーナッツを食べることができそうですね!
妊婦がピーナッツを食べるリスクとは?
では、ピーナッツを食べ過ぎることで起こりうるリスクというのもあるのでしょうか?
心配になる点を調べてみました!
妊婦がピーナッツを食べるリスク1:カロリー
ピーナッツは意外と高カロリーです。
ピーナッツ100gあたりのカロリーは、580kcalもあるんです!!
ご飯茶碗一杯が、約300kcalと考えるとかなり高カロリーですよね。
ピーナッツ100gって一体どのくらい??
って思いますよね。
ピーナッツ1粒が、大きさによりますがだいたい0.8g~1.9gくらいなので、1粒あたり約1gだとしたら、100g=100粒です。
好きな人なら、食べ始めたら止まらなくなって100粒くらい食べてしまえるかもしれませんが、そうなるとカロリーの摂りすぎになってしまう可能性もあるので、普段の食事とのバランスを考えて食べる必要がありそうです。
妊娠中は確かにエネルギーは必要ですが、カロリーを摂りすぎると妊娠高血圧症候群のような恐ろしい病気を引き起こしかねませんので、してくださいね。
妊婦がピーナッツを食べるリスク2:消化不良
ピーナッツは、消化があまり良くありません。
ですので、悪阻で吐いたり、便秘が続いてる妊婦さんは、あまり食べすぎないようにした方が良いかもしれません。
また、吐き悪阻の妊婦さんは、食べ物で吐き気が軽減することもあります。
私が実際つわりのときに試してみて効果があった方法をまとめてみましたので、是非参考にしてみてくださいね!
妊娠中にピーナッツを食べる まとめ
妊娠しているときって、なぜか1つの食べ物がやたら食べたくなったりするんですよね~。
ピーナッツなどのお菓子類って、どうしても食べ過ぎてしまいがちですが、なるべく偏った食べ方をしないように気を付けてくださいね~!!
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