妊娠の初期に多く見られるのは「悪阻」という症状で、吐き気や食べていないと気持ちが悪くなるといったケースが比較的多いと思います。
しかし、その中でも頭痛という症状に悩まされる妊婦さんもいるんです。
妊娠の症状で頭痛ということはあまり聞かないから、別の原因があるのかな…と心配になるかもそれませんが、妊娠中に頭痛に悩まされるというのも実はあり得る症状の1つなんです。
妊娠中の頭痛の症状については、以下に詳しくまとめていますので、頭痛の原因や潜んでいるリスクについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
頭痛に悩まされていて毎日辛いという妊婦さんは、
「妊娠中だから薬も飲めないけど、我慢できないから、妊娠中でも飲める薬でサッと痛みを沈められないの?!」
って思いますよね。
分かります、分かります。
私も痛みにはめっぽう弱い方なので、妊娠さえしていなければ、すぐに鎮痛剤に手を出すタイプです。
確かに薬を飲めば一時的には痛みは緩和されるかもしれませんよね。
しかし、頭痛の原因を知らないと危険なリスクが潜んでいる可能性もあるんですよ!
そこで、妊娠初期の頭痛に悩まされている妊婦さんへ、飲める薬はあるのか、また潜んでいるリスクについて分かりやすくまとめましたので、チェックしてくださいね!
妊娠初期の頭痛に薬はダメなの?
妊娠中というのは、基本的に独自の判断で安易に薬を飲むべきではありません。
しかし、妊娠していることに気が付かず、鎮痛剤や風邪薬などを服用して心配になってしまう人もいると思います。
赤ちゃんの大切な器官がつくられる時期がだいたい妊娠4週〜7週くらいになります。
特にその時期に赤ちゃんに影響のある強い薬を服用してしまうと、赤ちゃんが奇形を起こしてしまう最も危険な時期とも言えます。
この妊娠4週〜7週というのは、妊娠したことに気が付かない人が多い時期でもあります。
「ええー!私薬飲んでしまっていたよ!!!」
と焦ってしまった妊婦サン。
落ち着いてください。
例えば体内に長期間残ってしまうような、強い成分の薬などは確かに心配なのですが、頭痛がしたから鎮痛剤や風邪薬を飲んだ程度であれば多くの場合は、心配がないケースが多いそうです。
抗がん剤とか何かしらのワクチンとか。
そういうものは妊娠中は避けるように言われている薬の1つです。
もちろん、市販の薬も大量に飲んだりするのは良くありませんし、妊娠が分かったら医師の指導なく安易に服用するのは避けてくださいね。
実は、妊娠中でも特に赤ちゃんに悪影響のないとされていて、妊娠中にも服用できる薬というのはちゃんとあります。
そのため、妊娠中に薬が全体的にダメというわけではありません。
頭痛がひどくて毎日が辛いときは我慢しなくてもいいんです!
妊娠初期の頭痛に効果がある妊婦が飲める薬はあるの?
では、妊娠初期に頭痛に効果がある薬ってあるの?ということですが、きちんと医師が妊娠中に服用しても安心だという薬はあります。
妊娠中に服用しても安心だとされていて、かつ問題があったと報告のないものを処方されるはずです。
妊娠中の薬の服用で一番大切なのは、医師に相談することです。
とにかく自己判断で安易に薬を飲むことだけは避けたほうが良いです。
いくら医師が処方してくれたとはいえ、なんだか薬を飲むのって抵抗があるんだけど!という人もいるかもしれませんね。
でも、医師が妊娠中の女性に薬を処方するということは、「飲まないよりも、飲んだほうがリスクを軽減できる」と判断されたときだと思ってください。
頭痛がひどすぎて耐えられない日々を我慢して送るくらいなら、薬を飲んで痛みを緩和させたほうがマシです。
私も妊娠中に胃痛に耐えられなくて薬を処方され飲んでいましたが、確かに不安もありました。
お腹の中の赤ちゃんの状況は、目に見えないですからね。心配になるのは当然だと思います。
しかし、結果的には体調が悪くて1日だめにしてしまうよりも、薬を飲んで痛みが緩和するのであれば、そんなに良いことはありませんでした。
頭痛が我慢できない人は、「妊娠中は薬を飲めないんだ…」と、諦めて我慢しないで、通院している医者に相談してみることをオススメします!
妊娠初期に頭痛が起こる原因!薬を飲む前に知っておこう
妊娠初期の頭痛は、ホルモンバランスの乱れなどからくることが多く、つわりの一種とも言われています。
吐き気などはよく聞く悪阻の症状ですが、実は妊娠経験のある女性の中ではあるあるなんです。
なので、まさかこんな頭痛があるのは自分だけ…?と不安になることはありません。
もちろん、悪阻以外にも妊娠によるストレスや目や肩の疲れからくることもありますが、基本的このようなことが原因の頭痛は一時的なものであり、後々落ち着いてくることがほとんどなので、特別心配はいりません。
しかし、頭痛というのは実は怖いもので、大変な病気が隠れている可能性もあります!
それは、高血圧やクモ膜下出血、脳腫瘍です。
クモ膜下出血や脳腫瘍は稀な症例ではありますが、可能性としてはゼロではないので注意したいですよね。
ただし、高血圧の場合は妊娠高血圧症候群という、昔は「妊娠中毒症」と呼ばれた怖い病気の可能性があります。
頭痛と同時に吐き気をもよおすことも多いのですが、悪阻の症状かと思って我慢してしまうと症状が悪化してしまいます。
- 今までなかったのに急に頭痛が現れた。
- 頭が割れそうに痛い。
- 吐き気があったり、目の前がチカチカしたりする。
など、普段とちょっと違うな?と思ったらすぐに病院を受診してくださいね!
妊娠初期の頭痛を薬を使わずに緩和させたい!
頭痛をおさめるには薬を飲むのが手っ取り早い方法ではありますし、妊婦さんでも飲める薬というのはあります。
しかし、やっぱり中には「できるだけ薬は飲みたくない!」と、薬を飲むことを避ける人もいるかもしれません。
なんとか薬を飲まずに頭痛を治すまでは出来なくても、緩和させる方法ってないのでしょうか?
妊娠初期の頭痛を薬を飲まずに治す!①:カフェイン
カフェインには、鎮痛効果がありますので、頭痛などを薬を使わずに治すにはカフェインを取ってみるというのは、手っ取り早い方法なんです。
ただ、注意が必要なのは、妊娠中のカフェインの大量摂取は控えた方が良いということ。
その理由はいくつかありますが、まずはカフェインは胎盤を通して赤ちゃんに伝わってしまいます。
まだいろんな機能が未熟な赤ちゃんは、上手にカフェインを分解することができないので、発育不全に繋がったりする可能性があるとのこと。
また、お腹の張りに繋がり切迫早産などを引き起こす可能性もあると言われています。
が、これはカフェインを大量摂取したときに起こりうる危険性です。
例えば、1日に2〜3杯程度のコーヒーを飲むくらいであれば、赤ちゃんへの影響は少ないと言われています。
飲みすぎは注意ですが、頭痛をどうしても我慢できない場合は、試しにコーヒーを1杯飲んでみるというのも1つの手ですよ!
妊娠初期の頭痛を薬を飲まずに治す!②:身体を温める
からだを温めると血管が広がり、頭痛が緩和される場合があります。
頭痛の原因が疲れや肩こりなどの場合は、お風呂などで身体を温めることで原因が解消され、結果的に頭痛も楽になるかもしれません。
1日の疲れを取ってリラックスするという目的で、お風呂で温まるのもいいですね!
妊娠初期の頭痛を薬を飲まずに治す!③:暗い部屋で休む
横になると、余計に頭がガンガンする!という人もいるかもしれませんが、それは部屋が明るいことに原因があるかもしれません。
目から入ってくる刺激を減らすと、頭痛に効果が期待できます。
例えば、テレビを消したり、スマホを見るのをやめたり、部屋の電気を消して、静かで暗い部屋でゆっくり休むことで脳への刺激が少なくなります。
頭痛が緩和されるまでには時間がかかるかもしれませんが、効果は期待できます!
妊婦が妊娠初期の頭痛に薬をのむことのまとめ
頭痛というのは、何もできなくなるほど辛いときがあるんですよね〜。
妊娠したことが原因で頭痛が起こっているのであれば、妊娠週数が進めば自然と落ち着いてくるものですが、その期間はなかなか耐えられないものです。
妊娠しているからといって薬を我慢しないで、痛みを取り除くことは悪いことではありませんので、お医者さんに相談してみてくださいね!
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