妊娠をすると、ママが口にしたものが赤ちゃんに影響が出る可能性があるとして、食べられるものを制限されてしまいますよね。
その中にお寿司があると思います。
でも、お寿司って魚好きの人にとってはもちろんですが、つわりで匂いの少ないものを食べたいというママさんにとってもお寿司って食べたくなるもののひとつかもしれません。
また、食べないとなると妊娠期間中のおよそ10か月近く食べられない!
それって結構つらいですよね。
では、妊婦さんがお寿司を食べたい!と思ったときに、食べてはいけないとされる理由と、すべてのネタがダメなのか。
または、寿司の中でも食べていいネタはあるのか、調査してみました!
妊娠したことで、お寿司を我慢しなきゃいけないのー?!(涙)と悲しんでいる人は、これを見れば食べられるお寿司がわかりますよ~!
妊婦になっても寿司が食べたい!なぜ食べてはいけないの?
妊婦さんが食べないほうがいいとされている食べ物リストの中に「刺身」や「寿司」が入ってきます。
食べたいと思っても、もしかして赤ちゃんに影響があったら…と思ったら怖くて口にできない妊婦さんもいるはず。
魚って、タンパク質やDHAも多く含まれていて、栄養が多い食材というイメージがあります。普通の人以上に栄養が必要になる妊婦さんだったら食べたほうがいいんじゃないか、という人もいるかもしれません。
では、そもそもなぜ寿司がダメだといわれているのでしょうか?
食中毒の危険性
魚を生で食べると、焼き魚や煮魚と違って火を通していないため、食中毒のリスクがあがります。
基本的に、お寿司屋さんなどでは細心の注意を払っているため大丈夫だとは思いますが、可能性としてゼロではないことから、妊婦さんは気を付けるようにと、よく言われています。
また、妊婦さんは通常よりも免疫力が下がっているため食中毒になりやすいということも、食中毒に注意するよう言われている原因のひとつです。
妊娠中は、治療方法が限られてしまうので、万が一食中毒にかかってしまうと大変です。
下痢や嘔吐がひどくなったからといって、直接赤ちゃんに何か影響があるのか?といったら、そうではありません。
下痢や嘔吐のせいで赤ちゃんが流産してしまう!といったことは基本的にはありません。
しかし、治療方法が限定されてしまった以上、妊婦であるお母さんが大変な目に合うことに…。
ただし!食中毒菌の中でもリステリア菌には注意が必要なんです。
リステリア菌に感染してしまうと、赤ちゃんが流産してしまったり、早産の原因になったり、リステリア感染症という怖い病気になってしまう可能性があります。
産院でも、リステリア菌に関しては注意するよう言われます。
食中毒の危険性は、信用できるお店でお寿司をいただく分には問題ないと思いますよ。
水銀が含まれている可能性
一部の魚には、メチル水銀が含まれている可能性があります。
厚生労働省によると、もし妊娠中のお母さんが水銀をとってしまうと、生まれてきた赤ちゃんの音を聞いた時の反応が、1/1000秒以下のレベルで遅れて聞こえてしまう可能性があるそうです。
ただし、あくまでも食べる量の目安というものがあるのですが、それ以上にたくさん食べ続けたりした場合の可能性です。
ということは、食べるのを全く禁止する必要はないんです。
では、どんな魚に水銀が含まれていて、さらにどのくらい食べてもいいものなのでしょうか?
食べてもいい目安量 魚の種類 1回約80gとして妊婦は2ヶ月に1回まで(1週間当たり10g程度) バンドウイルカ 1回約80gとして妊婦は2週間に1回まで(1週間当たり40g程度) コビレゴンドウ 1回約80gとして妊婦は1週間に1回まで(1週間当たり80g程度) キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチ、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ 1回約80gとして妊婦は1週間に2回まで(1週間当たり160g程度) キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ 〈引用元:厚生労働省ホームページ〉
この表を見てもらうと分かるように、お寿司として一般的に食べられる魚はこの中でも一部です。
しかも、表にある魚も食べる量に注意が必要であって、食べてはいけないというわけではないんです。
でも、実際80gと言われてもどのくらいの量なの?!
と、思いませんか?
だいたいですが、 寿司の場合は一貫または一切れ当たり15g程度だといわれています。
そのため、一人前を食べる程度だったらさほど気にする必要はないという印象です。
妊婦さんが寿司の中で食べていいネタはあるの?
先ほど見てきたように、メチル水銀が含まれていて注意してほしい魚は上記の一覧にあります。
では、それ以外の魚は水銀の心配をしなくてもいいのでしょうか?
厚生労働省では、約400種類、約9,700体の魚介類について調査が行われていますが、魚介類が含む水銀の量はとても低く、妊婦さんが食べても影響が出るようなレベルではないということが報告されています。
マグロの中でも、キハダマグロやメジマグロ、ツナ缶などは通常の接種で問題ないとされています。
魚には、良質なたんぱく質以外にも、大切な栄養素が含まれていますので、魚を避けるような食生活にならないよう、逆に注意しなければなりません。
妊娠中に食べてはいけないとされている食べ物を食べてしまった!と心配している方は、以下もご覧ください。
まとめ
妊婦になると、赤ちゃんの影響が心配で何を食べていいのかわからなくなりますが、基本的に覚えておきたいのは過剰摂取がいけないということです。
1日のうちで、「ちょっと食べ過ぎてしまったかなあ?」と心配になった場合は、次の日以降なるべく控えるなどして、トータルの摂取量を調整するなどの対処が必要です。
そのへんを注意しておけば、妊婦さんでも安心してお寿司を楽しむことができます。
お寿司好きの人!我慢しないでバランス良く食べてみてくださいね~!
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