『妊娠したら二人分の食事を取らなきゃ』
といったことを聞いたことがありませんか?
お腹の子供は、お母さんから栄養をもらっているので、お母さんは子供の分も栄養を取らなければならないですよね。
しかし、悪阻がひどかったり、まだ仕事をしていたり、体がだるくて思うように炊事ができない、など様々な事情から毎日栄養満点の食事が思うように取れなかったりして、やきもきする妊婦さんもいるかもしれません。
心配なのは、このままの食生活で栄養不足になってしまわないか、また、栄養不足になってしまったらどうなるのか、ということだと思います。
私も悪阻で数週間まともに食事ができなかったときは、とても心配になりました。
そこで、妊婦さんの栄養の不足についていろいろと調べてみました!
この記事を読んで分かること
- 妊娠中に栄養不足になってしまうことはあるのか?
- どの程度で栄養不足になってしまうのか?
- 妊婦が栄養不足になったらどうなってしまうのか?
- 妊婦が栄養不足にならないためには
妊婦は栄養不足になることがあるの?
妊婦さんでも、もちろん偏った食生活を長いこと続けていれば、栄養不足になっしまうことはあります。
妊娠すると、妊娠していないとにに比べてカルシウムやタンパク質、鉄分など多くの栄養素を積極的に取る必要があります。
どれも、お腹の中で赤ちゃんが成長するのに大切な栄養素になるからです。
どれかひとつの栄養素を取るのではなく、全体的にバランスよくとることが1番大切です。
しかし、最近はとっても便利になっているので、インスタント食品や外食店なども充実しています。
自身で食生活の管理をしていると、どうしても好きなものだけを選びがちになってしまいます。
そういったバランスの悪い食生活長期間に渡ってすることで、妊婦さんも栄養不足になってしまう可能性があるんです。
どのくらいで妊婦は栄養不足になる?
では、どのくらいで栄養不足になってしまうのでしょうか。
基本的に、栄養不足になる原因として、妊婦さんは体調が優れなかったりすることと、妊娠してないときに比べて栄養が必要になることから、妊娠時に必要とされる栄養が不足になりがちです。
そのため、栄養失調など重症化することは稀で、妊娠中の栄養不足といえば、要は妊娠中に必要な栄養素が足りていないという認識になると思います。
例えば、近年は妊娠中の体重管理にかなり力を入れている妊婦さんもいます。
妊娠中に太ってしまったら、産後なかなか体型が戻らないからといって太らないよう食事制限をしているママさんもいます。
確かに、太りすぎてしまうと妊娠高血圧症候群などの恐ろしい病気を招いてしまう危険性が高まるなどリスクもありますが、痩せすぎているのにも問題があります。
産婦人科の先生いわく、ある程度体重があったほうが、安産の傾向にあるとのことでした。
妊娠中は検診などで、体重についても指導があるかと思いますが、あまり自己判断で体重制限をするなど無理をしては、栄養不足につながってしまいますので気を付けてください。
そして、たかが1日や2日、インスタントで食事を済ませた、体調が悪くて野菜ジュースなどしか飲めなかった、という状態になったからといって、すぐに栄養不足に陥るわけではありません。
栄養不足というのは蓄積されていくものです。
妊娠期間中のおよそ10ヶ月間の食生活で、あまりバランスなどに気を配らず外食を続けたり、インスタントや冷凍食品に頼り続けると、ある特定の栄養素が不足してしまうという状態になる可能性は高まります。
『これだけの期間、インスタントを食べたから栄養が不足する』
などといった基準があるわけではありません。
決して、妊娠中にインスタント食品を食べることが悪いものでもありません。
悪阻がひどいなど体調が悪いときは、どうしても食べられないこともあると思います。
私も、体調が優れず、栄養ドリンクで乗り切った日もありました。
だからこそ栄養管理は難しいものなのですが、やはり過剰に特定のものを食べたり、長期間加工食品に頼った生活をしていたりすると、栄養が偏ってしまいます。
それに、もともと貧血気味の人であれば、少し鉄分が不足しがちなだけで、貧血症状が出たりするなど、個人差があるのも事実です。
少しレトルトに頼ってしまったからといって過度に心配する必要はないですが、毎日の食生活を長い目で見て、バランス良く食べられることが理想ですね。
妊婦が栄養不足になったらどうなってしまう?
妊婦さんが栄養不足になってしまうと、どうなってしまうのか心配ではありませんか?
母親の体だけならまだしも、赤ちゃんに影響が出てしまう可能性がないか不安になりますよね。
妊婦さんが栄養不足になってしまったらどんな影響が出るのか、栄養素別に見てみましょう!
妊婦がカルシウムの栄養不足になると?
カルシウムは骨や歯をつくる元になる栄養素です。
そのため、カルシウムが不足してしまうと赤ちゃんの歯や骨を作る過程で影響が出てしまう可能性があります。
また、カルシウムは赤ちゃんへ優先的に送られる栄養素のひとつでもあります。
そのため、お母さんに必要なカルシウムも奪われ、ひどい場合は骨密度の低下につながってしまう可能性もあります。
母子共に歯や骨を丈夫にするためにも、カルシウムは不足ガチにならないように気をつけましょう!
妊婦が葉酸の栄養不足になると?
葉酸という栄養素は、妊娠中に取ることで、赤ちゃんの先天性障害のリスクを減らす効果が期待できるとされています。
最近では、産科でも葉酸の摂取について指導が入るところもあるみたいなので、ご存知の妊婦さんも多いはず。
赤ちゃんのためにも積極的にとりたい栄養素になりますが、食品からはなかなか取るのが、難しい栄養素でもあります。
そのため、サプリメントなどを上手に使って摂取できるといいですね!
妊婦が鉄分の栄養不足になると?
妊娠すると、妊娠していないときに比べて約2倍以上の鉄分が必要になると言われています。
また、産後も授乳する場合は鉄分が普通より多く必要になりますので、産後も変わらず鉄分については不足がちにならないよう気を付ける必要があります。
鉄分の不足により、母親が貧血になってしまうと胎児も貧血になってしまう可能性があります。
貧血になると赤ちゃんが大きくなれなかったり、早産などの原因になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
妊婦が栄養不足にならないために
妊娠初期は、まだ胎盤が完成しておらず、お母さんの栄養をほとんど受けないと言われています。
妊娠中期とよばれる16週以降くらいから、赤ちゃんへ栄養が送られるようになるので、バランス良く食事をするよう心がけましょう!
栄養不足にならないようにするには、まずは和食中心のバランスのよい食事をとること。
これが1番大切になります。
食品からももちろん栄養素は取れるのですが、はやり完全に取れるわけではありません。
そんなときは食事の補助として、サプリメントも上手に使って栄養を補給してみてください。
悪阻などで体調が悪いときには無理して食べられない日もあると思いますが、あまりにも食べられない日が続いてしまう場合は、栄養の面も心配になりますので、医師に相談してみましょう!
まとめ
栄養については、目に見えるものではないので、私も妊娠中心配でたまりませんでした。
貧血などは妊婦検診で調べてもらえますが、葉酸やカルシウムについてはわかりません。
でも、普段の食生活にプラスして、栄養を取るよう気を付けるだけで、かなり変わって来ると思います。
私も妊娠中に貧血の診断をされましたが、普段の食事に加えて鉄分のサプリメントを飲んで、妊娠生活を送っていました。
その後、特に貧血が原因で指導をうけることもなかったですし、子供も無事出産することができました!
栄養について神経質になりすぎると何もできなくなってしまいますが、やはり食事は毎日のことですので、ある程度は気を配りたいですね。
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