エアコンを使っていると室内機からポタポタと水が垂れてくるという経験をしたことはありませんか?
いや、ポタポタどころではない!
かなりの勢いで水がダダ漏れ状態なんですけどー!
という人もいるかもしれません。
夏にクーラーで涼んでいたつもりが、水浴び状態だなんて笑えませんよね。
この水漏れの原因の多くは、ドレンホースにあるんです!!
エアコンから出る水を外へ排出するためのホースのことです。
このドレンホースにゴミや虫の死骸などか詰まってしまうと、うまく水が排水できず室内機から水が漏れてしまうのです。
また、ドレンホースは常に外で紫外線や雨風にさらされていますので、長年使用していると劣化がひどくボロボロになっていることもあります。
そうなってくると、ホースの交換もした方がいい場合もあります。
エアコンの水漏れは、ドレンホースが詰まっていることが原因というのはわかったけど、これって業者に頼むべき?
それとも、自力で掃除や交換ができるものなの?
結論から言えば、自力で出来ないこともありません!
「自力でできます!」と断言できないのは、場合によっては業者に依頼しなければならないケースもあるからです。
ここでは、なるべく自力でなんとしたい!!
という方のために、自分でドレンホースの掃除や交換をしたいと思った場合、どうすれば良いかを中心にまとめてみました~。
エアコンのドレンホースの詰まりを自分で掃除する方法は?
エアコンのドレンホースの詰まりを、まずは自力で掃除してみましょう!!
主な掃除方法は3つ!
1.割り箸などの細いもので詰まりを掻き出す。
2.ドレン詰まり用のポンプを使用する。
3.掃除機で吸い出す。
実は、ドレンホースというのはなかなか細いものなんです。
ですので、ホースの先のほうが詰まっているだけであれば、割りばしのようなもので掻き出すこともできますが、少し奥の方で詰まっていると、割りばしでは届かないので、正直難しいものがあります。
また、掃除機で吸い出すというのは家にあるものでできるというメリットがある反面、万が一水を吸ってしまうと故障してしまう可能性があるというデメリットもあります。
業務用にはなりますが、湿乾両用の掃除機があれば、水を吸ってしまっても大丈夫ですので問題ないですが、一般家庭に湿乾両用クリーナーを持っている人は少ないと思います…。
そして、掃除機で吸い出すのって結構難しいんです!
それはなぜかと言うと、ドレンホースの出口と掃除機の吸い込み口は、その円周にかなりの差があるため、手などで空気が漏れないように接続部分を覆う必要があります。
万が一 上手に吸いだせたとしても、ドレンホースの中はどのような状態になっているのか分かりません。
大量に水が詰まっているということも考えられます。
そういった点から、掃除機を使用して吸い出すというのも、なかなかリスキーです。
ということで、トータル的に考えた結果、私が個人的におすすめするのは「ドレン用サクションポンプ」というものを使用する2番の方法です!
ドレン用サクションポンプというものは…?
イチネンタスコ(旧:タスコジャパン):ドレン用サクションポンプ 型式:TA918SS 価格:2,700円 |
このようなポンプで、ドレンの先にポンプをはめ込んで、取っ手の部分を引っ張ることで、ホースの中のゴミを吸い出すことができるんです!
やったことのない方でも簡単にできると思いますよ!
ただし、注意点がひとつ!!
サクションポンプを購入する場合は、ドレンホースとポンプを接続するアタッチメントがないと、接続部分を密閉できないので、よく確認してくださいね~。
そして、ドレンホースにも太さがあります。
この、どこでカットしているかによって、太さが変わってきます。
接続する場合は、自宅のドレンホースの太さに合ったアタッチメントを使ってください!
でも、ドレンホースの詰まりなんて1度解消させたら、またしばらく詰まらないから、サクションポンプを購入するのってもったいない気が…。
しますよね?
でも、こちらのサクションポンプは、台所や洗面所の排水口が詰まった場合にも使用できますので、一家に一台あると、いざという時に重宝するかと思います!
エアコンのドレンホースを自分で交換する方法は?
さて。
詰まりを解消させるのもいいんだけど、もうホース自体がボロボロで触っただけで崩れ落ちるほど劣化しているので、交換しちゃえばいいんじゃない?!
と、長年使っている人は思うかもしれません。
ドレンホースって、室内機から外へつながっているもので、自分で交換するのってちょっと難しいんじゃないの…?
と思いますよね。
でも、自分で交換できる場合もあるんですよ!
交換自体は、そんなに難しくはありません。
1.ドレンホースの劣化した部分をカッターで切る。
2.購入したドレンホースを接続。
3.テープで巻く。
簡単じゃないですか?
では、交換する際の注意点をいくつかご紹介します。
まずは、カッターで切るときです!
柔らかいものなので、簡単にカットすることが出来るかと思いますが、コツがあるんです。
それは、極限までドレンホースを折り曲げて、曲げた部分に刃を入れるとスパっと簡単に切ることが出来ますよ~。
また、ドレンホースを接続する場合、カットする場所によって太さが変わりますので、接続部分が被さるようにはめこんでください。
自分で交換するとなっても、これなら簡単にできそうじゃないですか?
ドレンホースを接続したあとにテープで巻いて固定しますが、そのテープはビニールテープで問題ないので、経験のない素人の方でも交換することが出来ると思いますよ!
バクマ工業 エアコン用ドレンホース 内径φ14×50m BDH-14 価格:1,350円 |
エアコンのドレンホースの交換は業者へ依頼するべき?
これまでは、何とか自力で掃除&交換をする方法はないかと情報をまとめてきました。
なるべく無駄なお金はかけたくないですしね…。
業者に依頼すると高価なイメージがあるし…。
しかし!!
それでもやっぱり業者に依頼しなくてはならないケースというのもあります。
というのも?
2.ドレンホースが室外機の陰になって見えにくい場合。
3.室外機が屋根の上にある場合。
このような場合には、業者へ依頼することをおすすめします。
エアコン(クーラー)から水漏れする原因の多くは、ドレンホースの詰まりですが、サクションポンプを使用しても水漏れが直らないとなると、詰まっている箇所が室内機に近い場所ということも考えられますし、そもそも詰まりが原因ではない可能性もあります。
こうなってしまうと、素人では作業が難しいです。
また、ドレンホースが見えにくい、または屋根の上で作業しなくてはならないという場合も、ケガなどの原因になりますので、あまり無理に自力でやろうとせず、業者へ依頼することをおすすめします。
なお、余談ではありますが、自力で作業する場合のデメリットをお伝えします。
それは、ドレンホースや保護テープを業務用の単位で購入しなくてはならないということ。
ちょっといろいろ調べましたところ、
インターネットで購入しようと思うと、業務用の単位(50m)で購入しなくてはいけませんが、ホームセンターなどでは1m単位で切り売りしてくれるところが多いです!
そこまで値段は高価ではないので、手が届きやすいですが、ドレンホース50mっていりますか…?
うん。普通であればいらないと思います。
交換に使用するのなんて、多くても3m程度だと思いますので。
ホームセンターで購入すれば、必要な分だけ購入できるので、安心してください。
簡易的な交換であれば、業者へ依頼することを思えば安く済みます。
なので、自力でやるか業者へ依頼するか、どちらを選ぶかは、個人差がでてくるかな~と思います。
エアコンのドレンホースを掃除&交換するときにかかる費用はいくら?
- エアコンのドレンホースを自分で掃除する場合
自分で掃除する場合、割りばしや掃除機で出来る場合は0円ですよね!
サクションポンプを購入したとしても、3,000円弱で購入できます。
- エアコンのドレンホースを業者に依頼する場合
水漏れが原因で、業者に依頼する場合はだいたいですが4,000円~6,000円程度かかってくると思われます。
業者によっては、別途出張料などを取られることもあります。
エアコンの種類によって値段も変わってくるみたいですので、予め値段の確認はしておいた方が安心ですね。
- エアコンのドレンホースを自分で交換する場合
ドレンホースなどを業務用の単位で購入しなくてはならない、というデメリットはありますが、ドレンホース+保護テープを購入しても1,000円弱くらいの負担になると思います。
- エアコンのドレンホースを業者に依頼して交換する場合
ドレンホースの交換になると、この長さや場所(屋根や屋上)によっても値段は大きく変わってきます。
ホースの交換だけで済めばいいですが、劣化しているということは長年使用しているということなので、プロの目からみて化粧カバーやテープ巻きしている部分も交換したほうが良いと判断されれば、それだけ値段は上がってくると思います。
にしても、何十万もいくことはありません。
おそらく、5,000円~13,000円くらいの作業になるかとは思いますが、交換を考えている人は一度業者に見積をとってみると良いかもしれませんね。
まとめ
今回は、自力でドレンホースの掃除&交換をする方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
エアコン(クーラー)は、いまや生活必需品といっても過言ではありません!
それなのに、水漏れして使えないのでは大変です。
あまりお金をかけずに長く使っていきたい家電の一つになりますので、ドレンの掃除や交換を考えている人は、是非自分で作業するようチャレンジしてみてくださいね!
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