妊娠中でも大丈夫なサプリメントで葉酸以外に必要なものは？

妊娠中に採っておきたい栄養素はたくさんあります。

本来であれば食事から取るのが理想ですが、つわりなどでまともに食事ができなかったり、買い物へ行くのが辛かったりして、なかなか栄養満点の食事を毎日食べられるとも限りません。

妊娠中に摂取すると、赤ちゃんの先天性の病気を防ぐのに効果が期待できるとされている『葉酸』ですが、体内に蓄積されにくいとされていて、普段の食生活から取ろうと思うとなかなか難しい栄養素になります。

そんなときは、サプリメントを上手に活用すると良いですよ！

最近は、ドラッグストアなどでも簡単にいろんなサプリメントが手に入りやすいため、産婦人科でも足りない栄養はサプリメントを使って補うよう指導されることもあります。

葉酸は、最近では妊婦さんが必要とする栄養素として有名ですので、ご存知の方も多いと思います。

しかし、葉酸以外には必要な栄養素はあるのでしょうか？

ここでは、妊娠中でも大丈夫なサプリメントで有名な葉酸以外にも、必要な栄養素があるのかまとめてみました。

妊娠中に飲めるサプリメントで大丈夫なものは？

サプリメントとは、もともと普段の食事では採りきれない栄養を、補うためのものです。

そのため、いくら必要な栄養素だからといって、食事でまかなえそうな栄養素をあえてサプリメントで更に摂取する必要はありません。

例えば、ビタミンAとは妊婦さんにも必要になる大切な栄養素ですが、過剰にとりすぎると、胎児に形態異常が発生するリスクが高まると言われています。

また、大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た構造ですので、更年期障害の症状を抑えられたり、中には肌荒れに効果が期待できるということで飲んでいる女性もいるかもしれませんが、妊婦さんが普段の食事に上乗せして摂取することは推奨されていません。

このように、あえて取る必要のないものを取るのではなく、普段の食生活では補えないものを補うというイメージでサプリメントを利用すると良さそうです。

また、メーカーによってもその成分は異なったりしますので、気になる場合は、お医者さんに相談をしたうえで摂取するようにしましょうね。

妊娠中に『葉酸』を摂ることで、赤ちゃんの先天性障害のリスクを減らせることは、有名なことですし、産婦人科でも推奨しているところが多いかと思います。

そのため、妊婦さんでも知っている人は多いかと思いますが、その『葉酸』以外にも妊婦さんがサプリメントで補いたい栄養素はあるのでしょうか？

先程も伝えたように、サプリメントで補う栄養素は、あくまでも足りないものについてです。

普段の食事でも補い切れない栄養素になります。

例えば、妊婦検診の血液検査で貧血気味だと診断された場合。

こういった妊婦さんには、鉄分を補えるヘム鉄のようなサプリメントをうまく利用すると良さそうです。

妊娠すると、妊娠していない時に比べて2倍以上の血液が必要になると言われています。

そのため、普段貧血とは無縁だった人も、妊娠を期に貧血気味になってしまうことは十分にあり得ます。

検診などで、貧血気味だと診断され、特に貧血の薬などを処方されず普段の生活で気を付けるよう指導されたときなどは、鉄分のサプリメントを使ってみるのも良いと思います。

カルシウムは、骨や歯を作るのにとても大切な栄養なのですが、妊娠すると赤ちゃんへ優先的に送られる栄養素でもあります。

そのため、お母さんはカルシウム不足になりがちです。

もちろん、食事からも取れる栄養素でもありますが、つわりなどであまり食べられない場合などは、葉酸サプリメントの中にカルシウムが配合されているものもあります。

そうすれば、1つで補うことができますので、カルシウムも注目したい、栄養素ですよね。

妊娠中になると、いろいろなことが気になるのですが、そのうちの1つが栄養素だと思います。

過剰に摂取する必要はまったくありませんが、足りないものを上手に補えるようサプリメントを活用してみてください。

また、少しでも心配なことかあったり、現在服用している薬がある場合は、飲み合わせの問題もあるかもしれませんので、専門家である産婦人科の先生に相談するようにしましょう。